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漫画 陰の実力者になりたくて!が面白い!

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漫画 陰の実力者になりたくて!が面白い!

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陰の実力者になりたくて!この漫画で言われる『陰の実力者』とは「主人公でもラスボスでもなく、陰ながら事件に介入し圧倒的な実力を見せつけていく存在」だそうです。

セーラームーンのタキシード仮面みたいな感じでしょうか……いま「こいつ結構年食ってんな」って思った人は、このブログをブックマークしていってください。\(^o^)/

「前世で『陰の実力者』に憧れていた主人公が、異世界に転生し『陰の実力者』として無双する。」という、一見普通の「異世界転生モノ」なんですが、主人公がぶっ飛びすぎててもはやコメディでした。

でも、見せ場でのカッコよさも一級品で、コメディパートとシリアスパートのバランスが絶妙な『陰の実力者になりたくて!』の独特な面白さをレビューしていきたいと思います。

 

  • Kage no Jitsuryokusha ni Naritakute raw
  • The Eminence in Shadow raw
  • To Be a Power in the Shadows! raw
  • Восхождение в тени raw
  • ชีวิตไม่ต้องเด่นขอแค่เป็นเทพในเงา raw
  • 想要成为影之实力者 raw
  • 陰の実力者になりたくて! raw
  • 숨은 실력자가 되고싶어서 raw
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あらすじ

幼い頃から「陰の実力者」に憧れていた主人公・シドーは様々な武道を極めていくものの常人の限界に気付いてしまう。そんな折、交通事故によって異世界に転生した彼はこの世界では魔法が使えるという事実に気付く。元いた世界の限界など軽々超えることが出来ることに気付いた彼はその才能を更なる努力で鍛えあげる。十分な力を身に付けた彼は半ばごっこ遊びに近い感覚で影の組織を立ち上げるも、彼の周りには彼を心酔する仲間が集まり始めて…?ー 面白かったのは面白かったが、事前のハードルが少し高すぎたかな〜という印象。正直新→

Kage no Jitsuryokusha ni Naritakute raw

  • 作画:坂野杏梨
  • 原作:逢沢大介
  • キャラクター原案:東西

『陰の実力者になりたくて!』は、2018年から「月刊コンプエース」で連載されていて、現時点で単行本は10巻まで発刊されています。

スピンオフ漫画『陰の実力者になりたくて! しゃどーがいでん』も同誌で2019年から連載中で、アニメ化もされている大人気作品です。

余談ですが、スマホゲームがリリースされましたね。こっそりやってるのですが、非常に出来がいいです。原作の再現度も高く、ストーリーの追体験だけじゃなく、原作者監修のオリジナルストーリーもあります。

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ご興味のある方はぜひ。\(^o^)/

あらすじ & 登場人物

幼い頃から『陰の実力者』に憧れていた少年は、学校ではモブとして過ごしながらも、裏では実力者となるための修行を積んでいた。

しかし、常軌を逸した修行に身を投じたせいで、狂ってトラックに突っ込み死亡。異世界・ミドガル王国に、シド・カゲノーとして転生を果たす。

前世の修行を活かし、10歳にして人間離れした実力を身につけたシドは、ある日、盗賊団から救った金髪エルフに「アルファ」と名付け、『陰の実力者ごっこ』に巻き込むため様々な妄想設定を吹き込んだ。

妄想を本気にしたアルファは、シドが適当に設立したシャドウガーデンを一大組織に育て上げ、さらには適当にでっち上げたはずのディアボロス教団も実在するという奇跡が起こる。

斯くして、シドの妄想が現実となり、ミドガル王国、ディアボロス教団、シャドウガーデンと、そしてシドとの、完全にズレているのに奇跡的に噛み合ったストーリーの歯車が、いま回り始める──。

  • シド・カゲノー(シャドウ)…陰の実力者になりたいだけの主人公。シャドウガーデンを設立し、シャドウとして『陰の実力者設定』を妄想し、楽しんでいる。
  • クレア・カゲノー…主人公の姉。弟のシドに厳しく当たるが、実は弟思いのツンデレ。
  • アレクシア・ミドガル…ミドガル王国の王女。ある目的のためシドと恋人のふりをするが、色々あって別れる。
  • アイリス・ミドガル…アレクシアの姉。紅の騎士団団長でミドガル王国最強の騎士。
  • アルファ…七陰《しちかげ》のリーダー。金髪エルフの美少女。完璧超人でシャドウガーデンの実質的な統治者。
  • ベータ…七陰のひとり。白銀の髪のエルフの美少女。シャドウ様戦記を執筆中。
  • ガンマ…七陰のひとり。藍色の髪のエルフの美女で、ミツゴシ商会会長。激弱だが頭脳で貢献。
  • デルタ…七陰のひとり。犬の獣人の美少女。アルファと互角の戦闘力を持つが、頭が悪い。
  • イプシロン…七陰のひとり。魔力操作が得意なエルフの美少女。ちょっとプライドが高い。
  • ゼータ…七陰のひとり。猫の獣人の美少女。器用な天才肌で諜報活動を担当。
  • イータ…七陰のひとり。研究開発担当のエルフの美少女。研究のためならどんな犠牲も厭わない。
  • ニュー…シャドウガーデンのナンバーズ。元貴族の美少女。シャドウガーデンの特殊メイク担当。
  • ラムダ…シャドウガーデンのナンバーズ。ダークエルフの美少女。新人の教育担当。
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都合良すぎる展開が逆に面白い!

仮想敵として適当に妄想した「ディアボロス教団」が実在したり、何も考えずに『陰の実力者ごっこ』を楽しんでいただけで事件が解決したり、都合の良さが振り切ってて面白いですね。

シドは『陰の実力者』になることしか興味がなく、転生した異世界のことも“『陰の実力者』を演じるための舞台”みたいに、どこかメタ視点で見ているような気がします。

舞台となるミドガル王国、そこに蔓延はびこるディアボロス教団、そして暗躍するシャドウガーデンの三つ巴も、シドにとっては自分が妄想した設定で、みんなは設定に合わせて演技してくれていると思っているのです。

教団がシドの通う学園を襲撃しても、「テロリストごっこか!」とエキストラ扱い。《七陰しちかげ》のことも「みんなノリがいい人たちだ」とかいってて、思わず「んなわけあるかい(笑)」とツッコんでました。

異世界をおもちゃのように扱うシドのぶっ飛んだ精神には驚愕ですが、それが状況と奇跡的に噛み合うのが面白く、「次、みんなはどんな勘違いをするのだろう?」と読ませられてしまいます。

陰の実力者を茶化しつつ、やっぱりカッコいい!

シドは『陰の実力者』を演じるために様々な「陰の実力者あるある」を披露するのですが、これって読者視点だと、「陰の実力者漫画って、大体こんなもんだよね」と茶化しているように見えます。

言わば「陰の実力者を演出する方法」の手の内を明かしているわけなんですが、それでも『陰の実力者・シャドウ』をカッコいいと思わせてしまう演出力が素晴らしいと思いました。

主人公には「シド・カゲノー」と「シャドウ」という2つの顔があります。

表の顔である「シド」は、ことごとく無様であるべきと「モブ式奥義四十八手」を編み出し、いかに無様に散るかを追求しています……後半が、ちょっと何言ってるかわかりませんね(笑)

そして裏の顔「シャドウ」の魅力は、なんと言っても“圧倒的武力”。誰もが諦めてしまった窮地でも、不敵な笑みとともにねじ伏せてしまうシャドウは、どんなくさいセリフを吐こうとも、めちゃめちゃカッコいいです。

とにかく、シドを目も当てられないほどクソ雑魚で無様に描くことで、シャドウのターンになったときのギャップが際立ち、「待ってました!」感の演出に成功しています。

まとめ

ミドガル王国に渦巻くディアボロス教団の陰謀と、それを阻止すべく動くシャドウガーデン。構図はシンプルですが、一人蚊帳の外で遊びまくる主人公が楽しすぎます。

普通の「異世界転生モノ」を想像して読み始めると、最初の数ページで出鼻をくじかれてしまいますので、ご注意ください(体験談)

絵もきれいで、セリフ回しもカッコいいので、安っぽさは全然なく、シリアスコメディというなんとも独特な面白さを醸し出す漫画だと感じました。

『陰の実力者になりたくて!』気になった方はぜひ読んでみてください!

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